先輩メッセージ

県内唯一の大学病院・特定機能病院である当院では様々な面でハイリスクな妊娠・分娩が多いです。一方でローリスクな妊娠・分娩も経験でき、院内助産では助産師の専門性を発揮できます。ハイリスク、ローリスクの両方を経験できることは貴重で、助産師として大きく成長できると考えたからです。また新人教育も充実しておりひとつひとつ知識や技術を積み重ねていけると感じました。学生時代、当科で実習した経験もありスタッフの仲の良さも決め手の１つでした。

産科病棟は院内で唯一命が生まれる場所です。お母さんの笑顔と赤ちゃんの元気な泣き声で包まれた空間は感動的で、「おめでとうございます。」と言えることはとてもやりがいを感じます。以前、分娩についた患者さんから1ヶ月健診の時に大きくなった赤ちゃんの写真と手紙をいただいた時には本当に嬉しかったです。また、切迫早産などで妊娠中から長期入院し、たくさんの不安を抱えていた患者さんが赤ちゃんを抱いて笑顔で退院される瞬間はとても幸せな気持ちになります。

少子高齢化が進む昨今、妊娠出産は患者さんやそのご家族にとって一生に一度の大切なイベントと言っても過言ではないと思います。そんな大切な場所として当院を選んでくださり幸せを共有させていただいている患者さんに安心、安全で満足な出産をしていただけるよう、スタッフも日々切磋琢磨しながら頑張っていきたいと思います。患者さんのためを第一に考え、ここで産んで良かったと思っていただけるような病棟にしたいです。